偉人に学ぶ人生のヒント

今回私が紹介するのは、私がニューヨークに看護留学をしてから毎日励まされ続けた偉人の名言についてです。

国際看護に全く関係ないじゃん!!と思われた方も、最後まで読んでいただけると幸いです。笑

私がニューヨークで元気に頑張っていられるのは、世界の偉人達が残した前向きになれる魔法の言葉たちのおかげなんです。

留学前、女性の幸せとキャリアの間で葛藤がある方、

留学後、家族も友達も0で孤独と戦っている人、

NCLEX-RNの試験に落ちて意気消沈されている方、

夢を追いかけ続けることに疲れた人、

人生辛くて毎日心くじけそうな方、

頑張っても目に見える成果が表れず自己肯定感が下がっている人

などに、見てほしい心に響くエールになっています☺☺

Thomas Edison/Quotes

トーマス・エジソンの残した名言集

私の一番大好きな偉人名言集のナンバー1は、なんといってもトーマスエジソンです!

私が看護留学中に何千回も心折れかけた時、いつもパワーをもらえた名言がこのエジソンのものでした!

みなさんもご存じだとは思いますが、エジソンは歴史に名を残したアメリカの有名な発明家です。

エジソンは、『努力の人』『非常な努力家』『不屈の人』などと呼ばれていました。

そんな努力家の残した言葉たちから、私はポジティブなエネルギーと前に進む勇気をいつももらっていました!

1.私は失敗したことがない。上手くいかない1万通りの方法を見つけただけだ。

特に、私の一番のお気に入りは

『I have not failed. I have just found 10,000 ways that won't work. 』という名言です!!

超絶日本人気質な性格だった留学当時の私は、1度何かに失敗したり、試験に不合格だっただけで、恥ずかしさや情けなさ等の感情が強くありました。そのことで、自分自身を非難したり、常に自分をいじめ続け、周りと他人を比較して、自己肯定感が下がった時期が、留学後2年半以上続きました。

私たちは人間は頭で考えすぎて、失敗に怯えてしまう傾向が強いです。そのため、新しい事になかなかチャレンジする勇気が出ないことも少ないくないはず。

しかし、エジソンなどの科学者は幾度となく研究を繰り返しています。失敗の中から次へのステップを生み出し、エジソンのような科学者にとっては、失敗は成功と同じくらい必要な要素なのです。私たちは、失敗=ネガティブな出来事、として捉えがちですが、エジソンの視点からすると、失敗は成功へのプロセスとなっています。失敗から学ぶ事により、自分の目標や夢に近づくという認識なのです!なんとも素晴らしい考え方だな!と感動したのを今でも覚えています。

このエジソンの名言を見てからは、アメリカ看護師試験に落ちても、それはただ上手くいかない1つの方法を学んだにすぎないんだ、と前向き捉えることができるようになりました。

2.失敗したのではない。それを誤りだと言ってはいけない。学んだのだと言いなさい。

留学後このような考え方が出来なくなるほど、精神的に追いやられ視野が狭まっていた私には、この言葉はてとも響きました!

私は、ニューヨーク留学初期に勉強なしでNCLEX-RNを受験し、見事撃沈。笑

その後、毎日働きながら寝ずに1日14時間ほど勉強するも、

2回目、3回目は265問マックスを6時間受け、不合格。

周りの友達や学校の先生からは、

『ゆきは努力しているわりには、目に見える成果が出てないね。』

『努力すれば報われるとか、夢が叶うわけじゃないって事だよね。』

『少しの勉強で結果を出す学生もたくさんいるよ。(TOEFL学生と看護学生を教師に比較される)』

などと、厳しい言葉をたくさんもらいました。

どの言葉も全て正しかったし、図星で何も言い返す言葉は見つかりませんでした。

しかし、エジソンのこの言葉をいつも見て、失敗したのではない、学んだのだと思おう。試験に落ちても、模試の点数が悪くても、人生上手くいかなくても、『この方法では通用しなかったんだという学びを得たんだ。』『これは自分が成長するための学びや糧になる。』とポジティブに捉えられるようになりました。その学びを今後にどう生かすか、ということが一番大切だとこの言葉に気づかされました。

そして、4回目のNCLEX-RN。

75問を1時間で解き終わり、現地のアメリカ人学生2人と同時退出しました。

長い戦いでしたが、無事アメリカ看護師の試験に合格することが出来ました!

3.私たちの最大の弱点は諦めることにある。成功するために最も確実な方法は、もう一度だけ挑戦してみることだ。

本当にエジソンの言葉は、素晴らしく胸に刺さります!

この名言は、まさしく人間の本質や核心をついているなと感じました。

私はニューヨークで、日本人看護師さん達が看護師試験やVISA関連のことで、夢を諦めて帰国されるのをたくさん見てきました。

留学初期、私が自習室に勉強しに行くと、ニューヨークに5年いる看護師の先輩が教室で勉強していました。先生から、この子も看護師なんだよ、Say Hiしなさい。と言われ、少し話すようになったのがその方を知ったきっかけでした。

その先輩は英語力は高く、スピーキング能力はピカイチ。

かっこいいなあ、と話を聞いていたら『NCLEX-RNを3回受けたけど不合格だった。勉強してもしても合格できない。諦めて来月帰国する予定なの。』とのこと。『ニューヨークが大好きだから、もっといたかったし、看護師にもなりたかったけどね…』と、悲しく笑うその顔が今でも忘れられません。

英語が流暢に話せることも大きな能力ではあると思います。

しかし、それよりも大切な能力は、『今は出来なくても、出来るようになるまで何十回も挑戦する。』ことではないかと思います。異国の地で、英語が第2言語の移民の私たちにとっては、この姿勢を常に持ち続けることでかなりの多くのことを乗り越えることが出来ます。あたり前を毎日継続し続けてトライすること、失敗することを恐れないことに慣れていくのも大切な能力だと思います。

その先輩は、ニューヨークでの過酷な経済面と女性としての年齢の面でしっかり考え帰国を選択されたようでした。3回の看護師試験で夢を諦めてしまった彼女ですが、私のように諦めずに4回目、5回目の試験を挑戦していたら未来はまた違ったのではないかなと思いました。

諦めずに夢を追いかけ続けて、叶わなかった人を私は一度も見たことがないです。そして、私も自分のチャレンジし続ける背中を示す事で、夢は諦めなければ叶うということを、自分の人生を通して証明していきたい、と思っています。

私はエジソンの名言から、NCLEX-RNが99回だめでも100回挑戦するし、100回目ダメでも、101回目もダメかは試してみないと分からない!!と毎日自分に言い聞かせることができました。

4.失敗者の多くは、諦めた時にいかに成功に近づいていたか気づかなかった人達である。

私は物事を途中で放り投げてやめてしまうという経験は少ないので、この名言に関しては、そうなのかなあ、というくらいの感覚です。しかし、きっと諦めた時点で人は自分がどれだけ夢に近づいていたか気付かないのかもしれませんね。

ニューヨークで国際看護師になるのを諦めてしまった多くの人たちは、私のように4回目の試験を受けていたら合格していたかもしれないし、たくさんの可能性を秘めていたのではないかなと感じます。

私は賢くないので、『失敗者』とか『成功者』とかいう、言葉の概念はよく分かりません。

個人的には、どんな人生を選択しようと、自分の人生の決断はいつも正しいと思っています。そして、一度きりの人生、自分らしく生きれたら人生100点満点の『成功者』なんじゃないかな?と私は思います。なので、何かを達成できたか、出来なかったかで、自分の価値を決めつけたり、失敗者だと思う必要はないと思います。

ドリーマーの私は、死ぬまでに夢が叶えばいいかなと思う程、夢への距離は果てしなく遠いです。しかし、最終的なゴールの間のプロセス1つ1つにおいて、達成や区切りを自分で作ることを意識しています。こうすることによって、自分は前に少しでも前進しているなと自己成長を感じることが出来るので、お勧めです。

例を挙げるとこうなります。👇

 1日5分は絶対勉強する→☆達成!→1日10個は新しい事を学ぶ→☆達成!

→1日40問のNCLEXの問題を解く→☆達成!→1日1時間は解いた問題の解説を理解する→☆達成!

→NCLEX-RNに合格する→☆達成!→合格のご褒美に旅行に行く→☆達成!

→1日10か所の病院やAgencyにメールと電話をする→☆達成!

→気になったビザスポンサーに直接話を聞きに行く→☆達成!

→信頼できる賢い弁護士を見極める!→☆達成!

→1つのAgencyと永住権契約を結ぶ→雇用VISAの書類を提出する→ → → →最終的な夢の達成!というような感じです。

このように毎日の中で小さな達成や成功体験を自分自身で作ってあげることにより、小さな勝ち癖をつけるようにします。この行動は自己肯定感を高めることにも繋がりますし、少しずつ自分の成果や努力を実感しつつ、目標や夢に近づいていく自分を客観的に見ることが出来ます。

まずは5分→10分→30分と時間を増やしていって、朝起きたら歯磨きをするように努力を習慣化することが大切です!

5.多くの人がチャンスを見逃す。チャンスは作業服を着ていて、つまらない労働のように見えるからだ。

これもまた、Coolな名言ですね!

発明家エジソンは、今現在も私たちに語り掛け、やる気を起こさせ続けてくれています。

『チャンス』は平等にみんなのところにやってくるものです。

しかし、その『チャンス』がドアをノックした時に、玄関に立っているのは作業服を着たつまらなそうな人だから、多くの人はせっかくチャンスが舞い込んできても見ようとはしない、あるいは見逃してしまうのだ、とエジソンは言っています。エジソンらしい面白い表現だなあと感心させられます。

確かに、私たちの日々の生活の中には何気ないチャンスがたくさん転がっています。

例えば、電車の席が隣で話しかけてきてくれた、おばあちゃん。

なにこの人…話すと長くなって面倒くさそうだなあ、と思ってスルーする人もいるでしょう。

その逆に『こんにちは~☺』と気軽に挨拶して、会話を続ける人もいるでしょう。

おばあさんとの会話の最後に、このおばあさんが大きな病院の経営者だという事を知るのです。看護師が人手不足だし、うちの病院で働いてくれるならビザを出してあげてもいいよ。なんて、チャンスももしかしたらあるかもしれません。(注意: これは例えであり全て妄想です。)

チャンスとは人との出会いばかりではなく、本やアート、映画などとの出会い等もあるかしれません。

どこでどんなすごい出会いやチャンスがあるかは、実際に行動してみないとわかりません。

また、作業着を着ているチャンスを本物のチャンスと見極める力を養うために、日々の努力が大切です。勉強でも運動でも、努力を継続する事で、チャンスが巡ってきた時にそれをチャンスとしてきっちりキャッチできるアンテナ張り巡らせることが出来るのではないでしょうか。その作業服を着たつまらなそうに見えるチャンスは、一瞬であなたの傍を横切ってしまうので、日々チャンスをキャッチできる瞬発力を養うためにも、努力は必要不可欠な要素と言えます。

毎日出会うものや、出会う人達を初めから疑ったり、色眼鏡でみるのではなく、素直な気持ちと、感謝の心で向き合ってみるもの悪くありません。自分の先入観や偏見を超えたその先に、思わぬチャンスが巡ってくるかもしれません。

終わりに

海外で活躍されている方たちは、多くの場合、自分の中でのブレない軸や考え方、夢を追う上での好きな名言や座右の銘等を持ち合わせている人が多いのではないかと感じます。

あなたの好きな世界の偉人は誰ですか?

あなたの心に響く言葉や、夢を後押ししてくれる言葉はなんですか?

その言葉を胸に勇気を出して一歩夢に踏み出してみる、そんな人生も悪くはないかもしれません。

言葉は言霊です。どんな言葉を毎日自分に言い聞かすで、心の持ちようや人生が変わってくると思います。

この記事が、夢を必死で追いかける誰かへの応援や励ましとなれば嬉しいです!!

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